きのふの我に飽くべし

すべては夢に向かって。僕が体系的に学び習得したことをここに記します。読んだ誰かの為に少しでもなればと思います。

チームビルディングとは

チームのあるべき姿とは、一体なんでしょうか。

私が取り組んだチームビルディングについて記録して見たいと思います。

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私は今とあるチームのリーダーをしています。このチームのメンバーは、とてもバラエティに富んでおり、新卒の女の子も居れば、親会社から出向に来ているメンバーもいれば、中途のプロパーまでいる。しかもリーダーである私は20代半ばで、メンバーは40代から20代前半まで合計6名となっている。
このチームを任された時、非常に難しさを感じました。なぜなら、メンバーの会社や仕事に対するロイヤリティは限りなく低く、当然ながら目標に本質的なコミットが出来ていなかったからです。(理由はバラバラだか)
しかも、やっている内容は一人が一つのエリアを担当し、そのエリアに対しての予算を会社が設定するという、エリア毎の独立採算制である。
私は当初のやり方のまま私自身もエリアを担当しながら、一定期間チームの動きを見ていました。
そこで浮き彫りになったチームとしての課題がいくつか挙げてみましょう。
▪メンバー同士のコミュニケーションが希薄
▪高めに設定された予算をハナから諦めている
▪よそは知らんぷり
▪成果や失敗の共有がない
結果は当然ながら、一つのエリアでも目標未達、月次でもクォーターでも未達。

いいチームとはなんだろう。
私は、漠然と考えました。
数字がいいチーム?すごい営業がいるチーム?すごいリーダーがいるチーム?仲良しなチーム?
いや、何か違う。私が思う理想のチームとは、「配慮」はあっても「遠慮」はない。そんなチームだと思う。そこにはコミュニケーションが必須である。
みんなが、何か違うと感じていても、先輩や後輩、社歴などを考えて意見が言えない「遠慮」がある。これは、チームの成長を阻害する大きな要因だ。
サッカー日本代表で例えると、香川選手に対して内田選手が思う事があるが、代表歴も長いし先輩だからやっぱり言わなくていいや。そんな事があるチームは弱いと思う。先輩だろうと、本田選手みたいに「もっとこうしたら」そんな意見がでるのはチームに対して自分なりの考えを持ち真摯に取り組んでいる証拠だ。本質が強いチームは互いに自己をブラッシュアップ出来る。

私はまずチーム内に存在するこの「遠慮」を除外しようとこのチームのビルディングに取り組みました。
▪目的/組織力の向上
▪課題/コミュニケーションが希薄。チームとして目標の共有、及び達成感が弱い。助け合いがない
▪具体的な取組/バディ制の導入(メンバーで2人1組のバディを作る。)
※バディは一定の期間でローテーションを行う
▪行動/【バディ・日次】予算/実績/見込/の進捗確認・ロープレ・昨日の出来事を共有
              【チーム・週次】全体の予算/実績/見込/の進捗確認・バディごとのロープレ見せ・事例、各論の共有
▪評価/各行動に定めたKPI、予算/実績/シェアの達成度
このように取り組みを定めました。
今までリーダーがメンバー全員の行動を管理していましたが、それをバディ毎に確認させそれを週次でチームで確認することで、まずは自分の現状を把握させ、そしてそれがバディとどう違うのかを考えさせる機会を毎朝設けました。うまく行っている人は、「なぜうまく行ったのか」人に教えるには、これを感覚でなく内省し、概念化しなければなりません。うまく行っていない人は、何が人と違うのか考えなければなりません。
このバディ制の効果は絶大でした。一人では回しにくいPDCAサイクルがゆっくりと働き出し、チームの一員としてなんとなくやっていたものを最小単位で運営することで当事者意識を持たせたのです。
何よりチーム内のコミュニケーション量が圧倒的に増えました。うまく行っているエリアのメンバーが自分の仕事を早く切り上げ、バディの仕事を手伝う光景も見られました。また、ミーティングを聞いていると、「もっとこうした方がいい」「これはやったの?」「この資料やトークはよかった」そんな光景が多く見られるようになりました。
管理する上で重要なのは、決して数字だけを見ないこと。あくまでも、メンバーが自主的に動いているかを観ます。サボっているバディを責める必要はありません。バディ毎にコミュニケーションが取れているか確認するには、不意にそれぞれのバディに対しての質問を投げかけます。
「⚫⚫がうまく行っていないようだが、なにか問題があるのか?」
「⚫⚫は今日はどこに行っているんだ?」
これに即座に答えれなければ、そのバディは機能していません。バディ製をなぜやっているのか二人とも呼んで目的を再度理解させます。
このバディ製には思わぬ副産物もありました。それは、次世代リーダーの発掘です。バディ単位で管理しているとバディの中でもリーダーシップを発揮するメンバーがいます。大人数では、リーダーシップが出せなくても芽が出ている場合があります。
私のチームでは、マネジメントのポジションを目指したいと言っていた40代の男性よりあまり目立たなかった30代の男性の方がリーダーに向いているようでした。リーダーは我利我利ではいけません。
広い視野を持てるのは、リーダーの要素であります。
そして、忘れてはいけないのが達成感の共有。目標を達成したなら必ず達成会と称してメンバー全員で祝います。最近では、達成会をやりたいから頑張るというメンバーも出てきました。
コミュニケーションが活発になれば、チームの雰囲気が変わる。雰囲気が変わればメンバー個人の姿勢も変わる。
成果としては、現在進行中ですが、全エリアにて目標を達成、月次や半期でも目標を達成し、現在連勝街道を爆進中です。
あなたのチームはコミュニケーションが活発ですか。
すべての始まりは、メンバーの当事者意識とチーム内のコミュニケーションです。